2026-05-01 00:00:00
ミニ大通の窓辺から
【私の中のジョルジュ・フランソワ】
この仕事を始めて1年ほど経った頃のことでしょうか。たまたま雑誌で目にした、パリの花屋がこぞって作る丸い花束に衝撃を受けました。そのスタイル「ブーケ・ロン」を確立したのが、先日亡くなったジョルジュ・フランソワです。
1968年に最初の店を構え、生涯にわたりパリで店を持ち続けました。今から30年前に巡ったパリの花屋の多くが姿を消す中、現役を貫いたことに深い敬意を覚えます。日本とも縁が深く、現在のウェブサイトには日本語表記も見られるほどです。
スパイラルブーケ、花のグルーピング、バロック様式、野菜や果物との組み合わせ、小さなブーケを並べる花飾り、メディチ花器の使用など、今では一般的となった花屋の作法を数多く生み出しました。中でも「ブーケはシンプルでよい」という考えには、大いに勇気づけられたものです。(2026.5)





