2025-03-01 00:00:00

ミニ大通の窓辺から

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【近ごろのチューリップ】

 

春の花を代表するチューリップは花姿や色も豊富で、私たちの偏愛ぶりは17世紀から続いています。花屋において、最も品種が多く出回るのが3月です。彩度の低い品種が増えているのが近ごろの傾向でしょうか。

 

完全なるベージュ色のラ・ベルエポック、八重でフリンジ咲きのピンクマジック、紫と茶が混ざり合うウィンダム、その名の通り銅を連想させるコッパーイメージ、暗さの中に華やかさ漂うブラックヒーローという具合。

 

雪解けとともに、色とりどりのチューリップだけを束ねるレッスンを楽しんだり、アソートをご提案することにしたのも、近ごろのチューリップはこれまで以上に魅力的な品種が多いからです。手にすることで心が豊かになります。(2025.3)